12. Diamond Princess 神戸発着沖縄・台湾リゾートクルーズ「京都・びわ湖疏水船・蹴上・松粂・リプトン・横浜花火」
2019年 06月 02日
2019/6/2 京都
びわ湖疏水船は昨年から運行されています。
起点となる琵琶湖から蹴上まで行くコースもありますが、私たちは山科から蹴上までの半分のコースに乗りました。
結構曲がりくねっています。
昔、船着場だったのね。
中央に線のようなものがあります。
内側の塀は天智天皇陵です。
本国寺正嫡橋。
第二トンネルの東口の扁額。
西口の形は馬蹄形でトンネル内で形が変化していました。
東口の扁額は「過雨看松色(かうしょうしょくをみる)」松方正義。
西口の扁額は「美哉山河(うるわしきかなさんが)」三条実美。
船は平らで非常に不安定なため、乗るときも降りる時も順番に一人ずつ下りるようにします。
右に見えるのが飲料用にもう一本作られた第二疏水で、南禅寺水路閣まで繋がっています。
乗船場にあるのは旧御所水道ポンプ室です。
今日は下りに乗りました。
インクラインの線路は昔歩きましたね。
インクラインを途中で降りるとトンネル「ねじりまんぽ」があります。
暫く坂道を下りると琵琶湖疏水記念館がありマンホールカードがいただけます。
鴨川へつながる疏水の出口には北垣国道の「楽百年之夢」の扁額がありました。
松粂さんはこのお料理で1080円とリーズナブルでめっちゃ美味しいし、友人とおしゃべりを楽しみました。
NITRO ロイヤルミルクティーフロート。
スコーンはDPに軍配かなぁ。
帰宅したら、私達を出迎えてくれるかのように横浜開港花火が上がりました。
京のおばんざい朝食をいただいて、無料シャトルで今出川駅まで送っていただき、地下鉄を乗り継いでお京阪の四宮駅から歩いて「びわ湖疏水船」の山科船着場に向かいます。
東京遷都により京都は明治維新後急速に衰退しました。
どげんかせんといかん!
と立ち上がったのが北垣国道京都府知事。
23歳の若き田邊朔郎に工事責任者を命じ、琵琶湖の水を引いて飲料用に使うと共に物流にも利用できる疏水を作るという、空前絶後の大工事が明治18年に始まりました。
日本人だけの手による琵琶湖疏水が完成したのは明治23年。
田邊が100年先を見据えて、水力発電所も併設する、という大事業を英断したのも北垣府知事でした。
左側は荷揚げ用に浅くしてあったらしく危険なので、現在はこのようになっているそうです。
結構長く続いているので広さがうかがえますね。
「仁以山悦智為水歓(じんはやまをもってよろこび、ちはみずのためによろこぶ)」井上肇。
「随山到水源(やまにしたがいてすいげんにいたる)」西郷従道。
第三トンネル。
ここで落水したくないですものね。
手入れしていないので、人が入る事はできません。
勾配は4mで、これ以上でもこれ以下でも洪水などのリスクがあるそうです。
ここから琵琶湖に帰る上りは、水路が狭く引き波の影響を受けるので、受けないためにエンジンをふかして結構なスピードで走るらしく、次はぜひ上りに乗船してみたいわね。
下りも上りも希望者が多く予約は激戦だそうです。
私たちも1ヶ月前に2人分だけ残っていて予約を入れました。
ものすごい勉強になったし、今日来られてほんと良かったです。
ここからは船を台車に載せて、インクラインと呼ばれる傾斜鉄道で下の疏水におろして、鴨川まで繋がっています。
強度を増すためにレンガを斜めにねじって積んであるのです。
この一大事業により今の京都があるのだと、改めて感謝の気持ちを抱かずにはいられません。
(実は私、京都生まれです)
お昼は万寿寺新町で友人とランチ会。
帰りの新幹線まで時間があるので錦でお買い物して、河原町のリプトンでお茶しました。
クルーズも旅行も思いっきり遊びました。
健康に気をつけて夏を乗り切り、熊野花火クルーズも楽しみましょうね。
by lovelymorning59
| 2019-06-02 23:40
| 2019 沖縄・台湾クルーズ